世間話22 動物の不思議

提灯ちょうちんの火をねらう狐(沖美町)
 昔、 ごしらえを馬でやっていたころの話です。
馬のひづめを保護する蹄鉄ていてつを、そのころは、大王からはるばる高松峠を越えて、三高みたか村まで打ち えに行っていました。ある日のこと、三高から帰る途中で日が暮れて、峠に差しかかると、狐が提灯ちょうちんの火をりに来るのに困ってしまいました。追い払っても追い払っても、また来るんです。とうとう大王 まで追って来ましたよ。
 (話者 丸山貞良)